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二次選考に挑まれる皆さんへ➂

こんにちは。加藤一誠研究会の河合です。

皆様、まずはゼミ一次選考お疲れ様でした。

私は当研究会の一次面接を担当しましたが、熱意のこもった魅力の溢れる方が多くゼミ面接を担当する者として強いやりがいと誇りを感じました。選考においてはゼミ員と加藤教授の間で熱い議論が交わされ、今回の選考がゼミのすべての行事の中で一番の山場だったと感じています。

現在は二次選考に向けて皆さま準備をされている時期かと思います。

私も一次選考に落ち、二次選考で当研究会への入会を決めました。二次選考を経験した身として、一次に落ちたショックや短いスパンでの準備の大変さは手に取るようにわかります。今回は二次選考に向けて、一次選考の様子や自分の昨年の経験を踏まえつつ選考に関するアドバイスをしたいと思います。加藤一誠研究会の選考だけではなく、二次選考に関して少しでも皆様のお力になれれば幸いです。

①二次選考のポイント

二次選考においてもっとも重要なポイントは「一次選考の失敗をどれだけ活かせるか」です。一次選考において、自分はいったい何が足りなかったのかそれを考える所から二次選考は始まります。

私は、一次選考で落ちた経験から自分の課題作成に対する態度を反省し二次に活かしました。それまでの自分の課題(レポート)はやりたいことに重点があり、「どうしてそのテーマをその研究会で研究する必要があるのか?」「それを研究することにどのような社会的意義があるのか?」といった観点での詰めが足りませんでした。二次ではその経験を踏まえて、まずは徹底的に加藤先生の論文や著作を読み込み、加藤先生が「どんな視点で」「どのような領域を」研究しているのかを調べました。それを踏まえた上で、自分の関心のある分野との接点を見出し課題を作成していきました。

皆さんも一次で提出された課題はかなり入念な準備をされたと思います。しかし、その課題はひとりよがりな主題になってはいませんか?もしくは、読む人のことを考えた書き方になっていたでしょうか?テーマの奇抜さに惑わされ、本質的な部分での詰めが甘くなっていたりはしませんでしたか?

課題やESの完成度は、どれだけ読む人の姿をイメージして作成できたかにかかっています。

二次を受けられる方は是非とも自分の作成した課題を、十分に吟味・推敲を重ねて選考に臨んで頂ければと思います。

②一次選考を踏まえた上でのアドバイス

ここでは一次選考の自分の経験を踏まえて、質問に回答する形でアドバイスをして行きたいと思います。

(尚、これは飽くまでも私個人の視点からのメッセージです。ゼミ員全員がこの観点から選考を行っている訳ではありませんのでご理解下さい。)

Q1「面接で緊張してしまいうまく実力を発揮できないのですが…」

A.面接において緊張とどういう風に付き合って行くのかは重要な問題です。緊張のあまり要領を得ない話し方になってしまったり、噛んでしまったりと言った経験は私にもあります。しかし、面接で緊張するのはあなただけではありません。程度の差はあれ面接ではみんな緊張します。問題なのはその中でどうやって自分を表現していくかなのです。

一次面接の際に、私は特に緊張していたかどうかは評価の対象にしていませんでした。その代わり、緊張の中でどれだけ自分を一生懸命表現しようと努力していたかを重点的に見ました。面接なんて緊張でうまく行かなくてなんぼです。頭が真っ白になっても、うまく話せなくても、噛んでしまっても大丈夫です。その中で最大限自分を伝えるような努力をしてみるのが大切だと思います。

Q2「一次選考ではどんな所を見ていましたか?」

A.一次面接ではその人の人柄を見るためにゼミ員が皆さんに質問をして行く形式の面接でした。私は特に「その人が普段どれだけ自分の頭で考えて物事に取り組んでいるか?」といった視点で質問をしていました。ただ漫然と過ごしている人と自分の頭で考え自問自答をしている人では同じ話をするのでも「深み」といった次元で差が出てきます。是非とももう一度自分の今までの経験を考え直してみて、そこから得るものが他にないかを徹底的に探してみて下さい。また、その人の人柄は話している時だけで判断できるものではありません。話していない時、即ち他の人が回答している時の姿勢も雄弁にその人の人柄を語るものです。それを踏まえた上で面接に臨んで頂ければと思います。

Q3「個性的な自分のキャラクター・課題に自信があったのに一次に落ちてしまいました。何が問題だったのでしょうか?」

A.個性的かどうかよりも遥かに重要な問題は、「個性的なことをどう表現するか?」「どのように個性的で、それがまわりにどう影響を与えたのか?」です。この2つの視点で私は、その人がどれだけ多角的な視点を持っているかを評価しています。はっきり言って個性的かどうかはそこまで評価の対象にしていませんでした。それよりも「個性的」という表現に対してどこまで自分で分析をできているか、すなわち「どこまで「個性的」の先を考え、説明できたか?」の方を重点的に見ていました。みなさんは「個性的」という言葉に踊らされてある種の思考停止状態に陥っていませんか?奇抜さに惑わされて、本質的なことを見落としてはいないでしょうか?今一度自問自答してみて下さい。

以上が私からのアドバイスになります。

ゼミの2次選考は想像以上に短期での準備となります。

まずはとにかく論文や本を読みこむことから始めることをオススメします。

加藤研究会一同、皆様のゼミ選びがうまく行くように最大限サポートしていく覚悟です。

わからないことや困ったことがあったらいつでも連絡を下さい。

二次選考も全力全開で皆様の良いところを見つけられるように頑張ろうと思います!

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